九歳児バトン
※「」に人orキャラを入れてください。
指定⇒三十路のアメリカ
もうすでに矛盾が起きているこの妙wwwwwwwwww九歳児っていってんだろwwwwwwww
ところで九歳児にが具体的に想像できないわ。九歳児ってなんだ?日本語は喋れる年頃?ああそう。漢字はかけたりかけなかったり?恋をしたりしなかったり?買い食いはする?
1.朝起きると三十路の「アメリカ」が寝ていた。
・・・・・・・あれ?おかしいな・・・・も、萌えるぞ・・・?あれ・・・?
(長考)
・・・・・・・・・・・おかしいな・・・・・やっぱり萌えるって言うか、そんなもん発見したら土下座してしまいそうだぞ・・・・?お、おかしいな・・・なんだこれ。なんだこのいい男・・・お、男は三十からだと?そんなばかな。やっぱショタっしょ!ショタが神っしょ!
・・・・・まだ一問目だぞ・・・・!
2.「アメリカ」が起きたようです。
「おはよう」と、男は少し窮屈そうに伸びをした。それもそのはずだ。菊の布団は小柄な東洋人には委細ないのだろうが、彼には足らなかった。上半身に何も身につけていないアルフレッドがまるで猫のように優雅に笑い、寝そべって二の腕に頬を乗せたその姿勢のまま菊を見た。ぎゅう、と心臓が締め付けられるように痛む。いやだ。まるで小娘のように、彼よりも年上の自分が微笑まれただけで頬を染めるなんて。菊はそれでも、さりげなく着物の裾と襟元を直しながら、アルフレッドから視線をそらして、小さな声で「おはようございます」と答えた。こうですか。わかりすぎてこまるわ・・・・orzスゲーいい男だな・・・・!アーサーには無理だなこの域・・・・!!
3.「アメリカ」はお腹がすいているみたいです。
「おなかが空いたな。菊、何かある?」
「・・・・・昨日の残り物が少し」
アルフレッドは、欠伸をして、それからああいいね、と答えた。その表情に、菊は昔を思い出した。であったばかりの頃、彼は日本食になれなくて生魚や漬物や、醤油の味、味噌の味に顔をしかめたり飛び上がったり、大騒ぎをしていたっけ。今ではすっかりヘルシーというだけでなく菊の味に慣れてしまったらしい。菊の味噌汁を飲まないと、朝が来た気にならないんだという調子のよさは相変わらずだけれど、その声音には落ち着きがある。昔はむしろ、菊のほうが余裕があった。年若い男は単純で健やかで容易い。梅干に顔をしかめて吐き出そうとするアルフレッドを、「食べ物を無駄にしない!」としかったっけ。今の彼と言えば。
「菊?」
気がつけば、食事の支度をしようと立ち上がっていた菊の背後に音もなくアルフレッドが立っていた。ぎくりと背筋が粟立つような感覚だった。小柄な菊に覆いかぶさるように、アルフレッドがその華奢な体を抱き寄せる。回された腕の力強さに、今度こそ菊は耳まで赤くした。ドキンドキンと心臓が跳ねる。これは。この男は。ものすごく。
「・・・・・心臓に悪いです」
「なにが?」
「・・・・・・・・・・・・・・あなたは昔より大きくなったけれど、意地も悪くなった」
分かっているくせになにが、と聞くアルフレッドの余裕にすねて、菊は唇を尖らせてしまう。幼い仕草をしてしまったと、さらに菊が体を火照らせるのをアルフレッドは楽しそうに覗き込んだ。
「菊。菊。・・・・・・・菊。可愛い。菊。・・・本当に可愛い」
ちゅ、と首筋に優しいキスが降りてきて、鳥肌が立つ。
「嫌な男・・・・!」
「・・・・・俺は菊が考えていることが分かるよ?」
老成した手管は、菊を陥落させるためにあった。菊の着物の裾を割る、節くれだった指先に荒々しさはない。それが一層菊をあおる。早く触ってほしいのに。早く早く早く。肌の上を虫のようにゆっくりと這う指先は一向に菊のほしい場所まで届きそうにない。もどかしく、いやらしい。
「俺に愛してほしいって思ってる」
「だれが・・・っ」
「でも駄目だよ、ねえ菊。俺はおなかが空いたんだ・・・」
「だったら・・・っ、ぁ、・・・・ん、・・・・ぁっ、や、・・・・手を・・・っ」
「おなかがすいたなあ・・・・」
下肢をまさぐる手はそのままに、空いた片手で菊の顎をアルフレッドは肩越しに仰のかせた。逆らう力などすでに無い菊は、男の望むままだ。振り仰ぐ菊の間近に、美しい硝子玉に似たアルフレッドの双眸がある。それがただの硝子玉と違う点は三つ。柔らかく優しく、菊を愛していると告げている。目じりのわずかな皺に、強烈な衝動を覚える。欲情と愛情とが溢れてこぼれると思った。
「ねえ、じゃあ、菊を食べようか」
はむ、とした唇を甘く食まれて、だれが逆らいうるだろうか。
「可愛くて、柔らかくていい匂いがして」
舌が。アルフレッドの舌が、嬲るように菊の唇をなぞる。キスとは違う。舌でゆっくりぬらす様に這わせるだけ。それがたまらなかった今すぐ舌を出して口付けたい。あさましく水を乞う飢えた犬みたいに。
「おいしそうだから、菊を食べてしまおうか」
菊は震えるように頷いた。
4.「アメリカ」はとても嬉しいようです。
可愛い、可愛い、菊、と嬉しそうに囁かれるたびに羞恥で気が狂いそうになる。起き上がったばかりの布団に、もう一度二人で横たわりながら、抱かれたいと同時に逃げたいとも思う。逃げ出したい。この人の目の前にさらされている自分が、どうか少しでも、彼の望むとおり可愛らしくうつりますようにと菊は祈る。昔は自分が年上だなんて気にしなかった。むしろ優越ですらあった。若く美しい男が、自分を慕う快感に溺れていた。それがいつの間にか逆転した。慕われるばかりであった自分が、恋を知ったばかりの子供に戻ってしまって、アルフレッドにかわいいと囁かれて悦んでいる。
「うれしい」
「・・・・・ぁ、ぁ・・・っ、や、そこ、や、・・・・っはずかし・・・・っ」
着物を暴こうとするアルフレッドの手に抵抗して菊は首を振った。それをなだめて、アルフレッドはゆっくりと帯を解く。
「恥ずかしくないよ。だってもう何回もしているのに」
「や・・・・・・っ、み、みな、みないで・・・・くださ・・・ぁあっ、あっあっ・・っ」
「菊、なんだか子供みたい」
わざとだ。わざと言ってるのだ。この男にどうみえるのか、菊が気にしているのを知って、嬲っている。でもそれが嫌味じゃない。愛されている実感が菊にはあった。幸せでどうにかなるのじゃないかと思う。このまま頭が変になって、一生を白い病室の中で過ごすとしてもそれもいいなと思う。幸せなまま気が狂うなら、それがいい。
「アル・・・アル、アル・・・っ・・・」
泣きそうになりながら、震える声で、布団に押し付けられながら菊は乞う。男の掌を下肢に導きながら、すでに濡れそぼる秘所へ指を添えて差し込む。ねちゃりといやらしい水音がして、ひくひくと襞が蠢いた。昨夜の情交の名残で、ここはとろけている。
「菊かわいい。本当にかわいい。・・・・・・みんなに見せたいよ」
少し汗をかいたアルフレッドの首筋にすがりつき、菊は首を振る。なにがいやなのか。いいのか。もうわからなかった。ただ欲しい。アルフレッドのペニスを受け入れたい。揺さぶられて突かれて、何度も何度も彼の欲情した喘ぎを耳元に欲しい。
「っ、・・・・ぁっあっ、あっ・・・・アル、アル・・・・っください、ねえ、やだ、なかに、ねえ・・・っ」
5.「アメリカ」は遊びに行きたいようです。
「こんなにきれいな菊を、ねえ、俺はみんなに見せたい・・・・」
「いや・・・・・はやく・・・・いや・・・っ」
もどかしい。アルフレッドはもてあそぶように菊の秘所に指を一本、襞をなぞるように浅く突きいれてはひいている。ねちゃねちゃと粘つく音を楽しむようにそこを繰り返し弄るばかりだ。菊の欲しい場所にはちっとも届かなかった。もっと奥なのに。奥に欲しいのに。
「いや?いやなの?」
「・・・っ、ちが、ちがいます・・・ちがう、」
「そう。じゃあやめようか。ねえ、遊びに行く?アーサーのところにでもいこうか?」
残酷にあっさり指をひいて、アルフレッドは菊から体を離そうとする。冷たく突き放されるのに似て、菊は反射的にアルフレッドの腕にすがりついた。逃げようとするそのたくましい腕を、引きとめようと必死にしがみつく。下手に声を上げれば泣きじゃくってしまいそうで、声はでない。
「っ・・・っ、」
「・・・・・・・・・嘘だよ」
「・・・・・っ、」
「・・・・・・・・・嘘だよ。ごめんね。ごめんね、菊。確かめたりして、ごめん」
ちゅ、とキスが返る。アルフレッドの表情から笑みが消えた。本気にさせたのだ、と菊は知る。自分の仕草が、アルフレッドを本気にさせた。
「うん、だめだ。欲情した。ねえ菊。あのね・・・・・・・・」
沈黙して、それから。アルフレッドは熱に浮かされたような低くかすれた声で、菊の耳元で囁いた。
「俺を愛してる?」
なんと答えればいいのかと菊は目に涙を浮かべて、口を開く。当たり前?決まってる?しらなかったんですか?それとも?いいや。
「あい、あ、ぁいしてます・・・・・っ」
東洋人である菊にとって愛しているという言葉は重い。「好き」とは違う。愛している、という言葉は菊には特別で、重みがあった。それをアルフレッドも知っていた。だからこそ、彼は今まで愛していると菊に囁きはしたけれど同じ言葉を強要することはなかった。アルフレッド自身にも、菊から「愛している」という言葉をもらえる存在である自信が、今まで無かったのだろう。けれど今は違った。菊にも同じほど、愛されているのだとアルフレッドは知っていた。菊がアルフレッドを愛しているのだと伝わってくるのだ。だからこそ聞いた。愛しているかと。
6.「アメリカ」はお礼を言って抱き着いてきた。
「菊、ありがとう。ありがとう・・・・俺を、愛してくれて・・・・」
「アルフレッドさん・・・」
「ほんとうに、ありがとう・・・・・これで」
「これで?」
「魔法がとけるよ」
聞き間違いだろうかと菊は思ったという。
7.「アメリカ」は元に戻って帰っていきました。さぁ、指定付きで回す人を五人
ボン!と間抜けな爆発音と共に白煙が上がる。
「え、ちょ・・・っ、ごほ、ごほごほごほごほごほ!」
「きくー!!!」
白煙のなか呼ばれてもいないアルフレッドが飛び出てジャジャジャーンと効果音つきで菊に抱きついた。むせ返りながら菊は見た。
「わ、か若・・・っ」
「ありがとう!菊が俺を心のそこから愛してくれたおかげで悪い魔女の魔法がとけて、俺の老化がとまったよー!!おかげで俺は永遠の十九歳さ!!」
「えい、えいえんに」
「そう!」
「十九歳!」
「そう!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
「ちょ、菊、なに、ちょ、ゆさ、ゆさぶらないで、なに、うやいやいやいあうあうあうあうあ」
無言で、泣きながら菊はアルフレッドを揺さぶった。これでもかとばかりに。揺さぶれば、三十路のアルフレッドが戻ってくるわけも無いだろうに、これでもかと揺さぶった。
「なんで泣いてるんだいいいいいあうあうああああゆさぶらないでええああああ」
「・・・・・!!!」
もう一回魔法かけてもらって来い!とたぶんアルフレッドはたたき出されると思います。
ハァハァ・・・・長かった・・・なげえよこのバトン・・・あ、あぶなかった・・・・
三十路のメリカの魅力はんぱねえ・・・・・午前中が潰れたわ・・・・
8.では、お疲れ様でした。
私もご臨終です・・・・